慈 雲 院 について

真言宗 御室派
王越山 慈雲院
本尊:阿弥陀如来

慈雲院は現在地より東南(木沢共同墓地の上方)の今なお寺屋敷と称する地に存在したのである。
天正年間に土佐の長曾我部元親の兵火にかかり焼失、
一旦は廃寺同様に成り再びその地に堂宇が建立され本尊が安置されました。
その後、元禄時代より現在地に本堂を移転建立し、
この本堂は現在の境内の西方に建っています。
慈雲院は坂出市林田町の薬師院の末寺であり代僧を1名止住させるのが慣習であり、
中でも大心と浄吽と云う僧は長く住居し、生涯を送って墓石のあるものは大心と浄吽の両師である。
特に大心は玉川に橋を掛けたり生島から松山手前の峠までの道を整備したりしました。
その道々に松の木を植え石仏を建立したと伝えられています。
薬師院と慈雲院とは遠隔地で交通不便のため、
明治33年に寺を創建した。
初代住職として小田耕岳師が就任し、庫裡建築の準備を整え、明治36年に完成した。
明治34年に村川耕雲師が第2世住職として就任した。
明治43年志度において梵鐘を鋳造し、翌年鐘楼堂が建立された。
太平洋戦争中の昭和18年に梵鐘や中国渡来の三具足等が没収された。
昭和23年春に再び梵鐘を鋳造した。

慈 雲 院 永 代 供 養 墓

お墓が維持出来ないなど
さまざまな問題を抱えておられる方
永代供養墓にて納骨御供養いたします
真っ青な青空を見上げても
何もさえぎるものもなく
ここは唯一無二、最期の住処
あなたが自然に還る場所は
ここなのかもしれません
「ありがとう」
安らかな気持ちになって、
ゆっくり眠っていただきたい。
真心を込めてみなさまのお墓を守り
ご供養させていただきます。
                                          合掌

故人のこれからの旅路

初七日(不動明王)
故人はとても険しい山を歩きます。その間、香を食べて進むとされるので、そのために現世ではお線香を焚きます。現世の私たちは、恐ろしい顔つきで人間の煩悩などを戒めてくれる不動明王に良き裁きがくだるようお祈りします。

二七日(釈迦如来)
山を越えるとすぐに、三途の川があり罪の軽い人は橋の上を、それ以外の人は罪の重さに従って浅瀬か濁流かを渡ることになります。その渡し賃が六文かかるので、棺の中に六文銭を入れます。川を渡りきると殺生行為の有無を裁かれるのですが、現世ではどんな人の願いも聞き入れてくれる釈迦如来に救いを求めます。

三七日(文殊菩薩)
猫と蛇を使って不貞行為の罪を問うもの。現世の人が祈りを捧げる仏さま、三人寄れば文殊の知恵で知られる文殊菩薩は、極楽浄土へ行ける知恵を授けてくださいます。

四七日(普賢菩薩)
ここでは、生前どれだけ悪い行動をしたか、その重さをはかる秤(はかり)があり故人はそこに乗せられ、白い象に乗った普賢菩薩は慈悲に満ちており、多くの功徳で悟りの世界へ導いてくださいます。

五七日(地蔵菩薩)
水晶からできた鏡を使って故人の生前の悪行を映し出し、噓をつく人の舌を鬼に抜かせてしまい、故人が生まれ変わる先を決定します。現世の私たちは地蔵菩薩に祈りを捧げるのですが、私たちに最も身近なお地蔵さまは、地獄の苦しみを救ってくれる仏さまです。

六七日(弥勒菩薩)
秤と鏡を使った閻魔王の報告に基づき審判がくだされます。生まれ変わるための条件、場所も詳しく決められていきます。弥勒菩薩はお釈迦さまの後継者とされ、遠い未来に私たちを救済してくれる仏さまです。自分自身だけでなく他人の悟りを手助けする術も教えてくれます。

七七日(49日)(薬師如来)
亡くなってから49日目にあたるこの日は、とても大切な日。これまでの結果をもとに、最終決定を言い渡す日で、その決定によって故人は中陰の世界を去り、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道のいずれかに生まれ変わるため旅立ちます。現世では最良の決定がなされるよう薬師如来へ祈りを捧げます。

百ヶ日(観世音菩薩)
故人の命日から100日目を、百ヶ日「卒哭忌(そっこくき)」と言われています。この言葉には「声を上げ泣き叫ぶ(哭)ことを卒業する」と言う意味が込められています。観世音菩薩、観音さまと呼ばれ数多い仏さまの中でも、いちばん優しく慈悲深いお顔で、また33の姿に変わることができるといわれ、私たちが気づかなくても身近で守ってくださってます。

一周忌(勢至菩薩)
故人が亡くなってから1年目、すべての世界を明るく照らし出し皆が正しい道を踏み出さないように見守ってくださる仏さまです。勢至菩薩は泥の中からでも綺麗な花を咲かせる蓮華、これは煩悩の世界から悟りの世界に至ることの表れです。

三回忌(阿弥陀如来)
故人が亡くなってから2年目、阿弥陀如来、阿弥陀さまは極楽浄土、無限の寿命を持つことから無量寿如来ともいい限りない光、生命のあるすべてのもの人間をはじめすべての生物が浄土に生まれ変わることを決定してくれて更に現世に残された人に対しても護ってくださってます。

この後、
7回忌 (阿閦如来)
亡くなってから6年目

13回忌 (大日如来)
亡くなってから12年目

17回忌 (大日如来)
亡くなってから16年目

25回忌 (愛染明王)
亡くなってから24年目

33回忌 (虚空蔵菩薩)
亡くなってから32年目

50回忌 (愛染明王)
亡くなってから49年目

私たちの、欲は際限のないもの
執着を生み
心を悩ます元は煩悩
そっと静かに手を合わす

合同供養法要の様子
  • 法要前
  • 法要中
  • 法要後
  • 供養塔へ

毎年10月21日に合同供養法要を行っております

お預かりしたお骨は
お大師さまの元へ自然に土へ還り
仏さまの極楽浄土へといざなってくれます

こころ静かに
緑に囲まれた自然豊かな場所で
瀬戸内海の海を眺めながら
一度見に来られませんか?
それからご相談ください。

慈雲院(じうんいん)
762-0014
香川県坂出市王越町木沢889   
0877-42-0957